2023年8月29日 (火)

六角堂

茨城大学五浦美術文化研究所(六角堂)というらしい。

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天心記念五浦美術館からは海沿いを歩いて行きます。天心は景観が良

いためこの地を選んだというが確かに素晴らしい。

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道のすぐそばは断崖絶壁で落ちたら死ぬ状況だ。せめてロープを張っ

てほしい。

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明治時代に天心が思索の場として自ら設計したという。茨城大学の管

理です。2011年の東日本大震災では津波の直撃で土台を残して消

失したため次の年に再建されました。

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天心記念館にある天心像。釣りが大好きで後ろの船も釣りのため製作

したらしい。

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旧天心邸。

2023年8月27日 (日)

天心記念五浦美術館

水戸駅から常磐線で1時間、大津港駅に着きます。美術館へは公共交

通はなく歩くかタクシーになります。この暑さなのでもちろんタクシ

ーに乗ります。2013年には福井県立美術館で「空前絶後の岡倉天

心」が開催されていてその時の印象が強く残っているので興味深い。

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岡倉天心は明治の時代の中で日本の伝統美術の優れた価値を認め、美

術行政家、美術運動家として近代日本美術の発展に大きな功績を残し

たとされる。晩年北茨城五浦の地に日本美術院を移転し、横山大観、

下村観山、菱田春草、木村武山を移り住まわせます。

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この美術館は天心の多方面にわたる業績を顕彰すると共に新しい日本

画を創造した五浦の地の歴史的意味を紹介している。

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大観などの作品5本の掛け軸のみが撮影可能です。写真や文章など当

時の時代を写すものが多くあるのだが、こちらに来た人のみしか知る

ことが出来ないのは残念な所です。

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福井藩出身の武家の子で、東京美術学校の設立に大きく貢献し、後年

に日本美術院を創設した。英語が得意だったことから同校講師のアー

ネスト・フェノロサの助手となり美術品収集を手伝ったという。経歴

を見ると実に才能豊かな人で明治の時代にこのような偉人がいたこと

を誇りに思います。

茨城県立歴史館

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蔵前からは2時間半。水戸にやって来ました。

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水戸駅からはバスに乗ります。歴史館は偕楽園の隣にあって地味な

在のためか地元の人でも知らない人がいるらしい。

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入館料は350円。博物館と文書館の機能を持つらしく確かに文書の

展示が豊富であると感じました。

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この地にも親鸞の影響は濃く残っています。

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もちろん水戸徳川家についての資料が多い。

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尊王攘夷派の天狗党は水戸藩士によって結成されました。幕末最大の

悲劇と言われています。古文書が豊富な博物館だが、私にはとても読

めるものではなく訳文をつけて欲しいです。ここに貴重なものが有り

ますよと展示しているだけでは博物館として片手落ちだと思います。

学芸員はそのためにも居るのでしょう。

2023年8月 5日 (土)

大阪くらしの今昔館

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天神橋筋6丁目にある大阪市立住まい情報センター内にあります。住

まいをテーマとした日本初の専門博物館とされる。入館料600円。

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EVで8Fに上がりさらにエスカレーターで10Fに行きます。展示

はそこから始まるのです。

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桂米朝さんの解説を聞きながら江戸時代の大阪の街並みを見ます。

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9Fは実物大の大阪町3丁目。

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通路を歩くうちに、町と町家の一日を演出します。音と光の演出によ

り朝・昼・晩を再現しているのです。着物を着た人が多く歩いている

のだが、8Fで貸し出しと着付けをしていて外国の方が利用している

ようでした。

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夜になった町家の部屋。

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花火が上がっているのですが実際はもっと本物らしく見えます。

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8Fは近代大阪の街の変遷をジオラマと映像で紹介している。主に建

築や大阪に関わる展示を定期的に催しているようです。

2023年7月 8日 (土)

27号をぶらぶらと

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JR 美浜駅の隣に出来た道の駅はまびよりです。

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美浜町の観光の玄関口として、また地元のにぎわいの中心として誕生

したらしい。

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買い物も出来るし、お茶や食事も出来る道の駅ですね。野菜や果物も

多く売られているのだが、山形産の佐藤錦があるなど県外物が多いよ

うだ。もう少し地元の物で特色を出した方が良いように思います。

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さらに進むと佐久間記念交流会館があります。道沿いの看板は何度も

見ているのだが訪問は初めてです。着いた時には土砂降りの雨で外観

撮影は出来ずネットからの借りものです。

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館内は撮影禁止のためこれもネットからの借りものです。なお入館は

無料だが協力金100円が必要。明治43年潜水艇訓練中の事故に

り佐久間艇長以下14名の乗組員全員が殉職した。潜水艇は引き揚

られ、艇内から佐久間艇長の遺書が発見されその内容が発表される

大きな反響を呼んだとされる。自筆の遺書を読むのは胸を打つもの

有ります。一度は来てみるのも良いでしょう。

2023年7月 1日 (土)

山形市郷土館

山形県立博物館のある霞城公園内にあります。

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元済世館で明治11年に建てられたらしい。始めは山形県立病院とし

て機能していたという。

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明治37年からは市立病院済生館の本館として使用された。創建当時

は医学校が併設され、オーストリア人医師・ローレツが近代医学教育

の教鞭をとったことで知られています。

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建物は欧米の建築を日本の大工職人が真似て建てた建造物で洋風、和

風が混在している。1階の8角系で区切られたような各部屋は診療室

などに使用されていました。現在は当院で使用されていた器具や資料

などが展示されています。

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私にも見覚えがあるような器具などが大量に展示されています。明治

村にも似たような展示があるのだが、こちらは元病院だけあって展示

物のレベルが違います。興味のある方にとってはたまらない展示でし

ょう。展示物にばかりに目が行ってしまうのだが、明治初期の現存し

ている数少ない擬洋風の建築物であって山形市はこちらを見て欲しい

らしい。建物は重要文化財です。

2023年6月30日 (金)

山形県立博物館

山形市霞城公園内にあります。

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霞城公園は広大な山形城跡にあるので運動施設や美術館、郷土館など

もあり山形市民の憩いの場となっているようです。

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「豊かな自然とそのめぐみ」「山形の大地に刻まれた歴史」「近代山

形くらしのうつりかわり」の3つのテーマで展示している。

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こちらの博物館で唯一の国宝である縄文の女神です。山形県北部の舟

形町西ノ前遺跡で発掘されたらしい。縄文の女神とされる土偶は全国

で発掘されているのだが、こちらのは高さ45センチで日本最大とさ

れる。完成形とされる造形で国宝に指定されたらしい。

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山形県は古代から米作りも盛んでそのための農作業用道具も数多く展

示されています。

内は「豊かな自然とそのめぐみ」とする山形のなりたちや森林、植

、昆虫、野鳥や動物の展示に力を入れている。この辺はさらっと流

す博物館が多いのだが、丁寧に解説しているのは良いと思います。ど

この博物館も内容が同じでは面白くないでしょう。一つのテーマでも

力を入れていると知れば見ている者も俄然興味が湧いてくる。

2023年6月29日 (木)

東北歴史博物館

宮城県多賀城市にあります。途中仙台市の定禅寺通りを行ったのだが

、金沢香林坊辺りの賑わいを倍ぐらいにした感じでさすがに東北最大

の経済都市だね。

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宮城県立の歴史系博物館です。

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歴史系だけあって東北地方地形の成り立ちや、石器時代以前の解説、

レプリカの展示物が多いです。

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土偶などの解説は丁寧だが実物の展示は少なく物足りなさを感じます

。博物館はやはり実際に使われた物を見ることが醍醐味だ。様々に

像する楽しみもあるからね。

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現代までの展示だが、古代には相当力を入れている印象です。東北歴

博物館としているためか、東北全体の展示をしようとしているよう

、そのため散漫な感じがする。深堀をしている物がなく物足りない

だ。歴史教科書の流れで展示しているように感じるのだが、歴史博

館とするとどうしてもこうなるのだろうかね。

2023年4月 5日 (水)

安土城跡ハイキング

織田信長が天下統一を目標に標高約200メートルの安土山に築城し

た平山城です。

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駐車場から見る安土山。

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古い形の石段が続きます。

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石垣が見えてきました。安土城は総石垣で普請された城郭であり初め

て石垣に天守の上がる城となったという。ここで培われた築城技術が

江戸時代初期までの日本国中に築城された近世城郭の範となったらし

い。

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安土城天守跡です。地下1階地上6階建てで、天主の高さが約32メ

ートルだったという。最上階は金色、下階は朱色の八角堂と推定され

ている。

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現在は全方位陸地になっているが当時は南側以外湖に囲まれていたら

しい。天守から眺める琵琶湖は絶景だったでしょう。

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捴見寺の三重塔も有ります。

信長が本能寺で自刃したあとすぐに天守などを消失したがその原因は

まだ分かっていないらしい。こちらはハイキングに丁度いい場所です

ね。多くの人が訪れていました。

2023年3月31日 (金)

愛媛総合科学博物館

新居浜駅からバスで約30分の位置に有ります。

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世界で二番目の規模のプラネタリウムがあることで有名らしい。三角

錐のような特徴のある建物は黒川紀章建築事務所の設計という。

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地方にある科学博物館としてはかなりの規模に感じます。

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常設展示室は自然館、科学技術館、産業館で構成されている。産業館

では松山市に本店がある井関農機について当然詳しい。

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子供向け遊びや実験のコーナーは広大でかつ多くの種類の器具が有り

ます。子供にとっては楽しく学べることは間違いなく、多くの家族連

れが訪れていました。

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国立科学博物館を小さくしたような施設でなかなか見応えのある展示

物でした。

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新居浜には別子銅山があるのでそれに関する展示物が有ります。それ

ほど種類は多くないのだが、市内に別施設として別子銅山記念館があ

るので詳しくはそちらにどうぞということでしょう。プラネタリウム

はパスしました。

2023年3月12日 (日)

栃木県立博物館

宇都宮市の中央公園内にあります。

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栃木県の自然と文化に関する調査、研究、展示をしています。

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こちらから2階の展示室に向かいます。

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遺跡から発掘した鉢には焦げ跡が付いている。古代の生活の痕跡だが

見る者をこれほどワクワクさせるものはない。鉢には割れた部分を修

復した跡もあるらしい。古代人が身近に感じて来ました。

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栃木県の歴史を興味深く見てきたのだが、何故かここから先は撮影禁

止です。私の場合、撮影画像を見ながら内容を詳しく知るスタイルな

ので残念でした。

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博物館から歩いて県立美術館に移動します。最近博物館とセットで美

術館も訪問するようにしているのだがよくわからないのは仕方がない

。こちらは国内各地、そして西欧の美術品を展示していて特に県内作

の作品展示に力を入れているようです

2023年3月11日 (土)

日光東照宮

日光見ずして結構と言うなかれ....というぐらいだからきっと素晴らし

い処と思える。一度は行っておくべきでしょう。

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JRの日光駅です。電車を降りた人がぞろぞろ東照宮方面に歩いて行

く。東照宮まで歩いて行くのかと見送ったのだが、なんだほとんどの

バスはこの先の東部日光駅から出ているのか。JR駅からも出ている

のだが本数も少なく100メートルほどの差で130円高かったです。

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東照大権現を主祭神としている。徳川家康を神格化しているわけで気

に入らないが、まあ御参りに来たわけではないのでね。大河ドラマの

影響でしょうか、この日は参拝者が次々と訪れていました。

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陽明門はもちろん他の建物も複雑、華麗、重厚で国宝や重要文化財に

指定されているものが多いらしい。

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派手な彫刻がこれでもかとばかりに施されています。目の前で見れな

いので詳細を知ることは出来ないが手の込んだ極彩色の物ですね。す

べて形が違っているようだが、あまりに数が多くてだんだん飽きてく

る。好きな人にはこれはたまらんでしょう。

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建物は実に素晴らしいがそれ以外はどうなんでしょう。古来から多く

の人が参拝に訪れていると思うが建物以外に多くの感動があったので

しょうか。

2023年3月 4日 (土)

鳥取城天球丸を検査する

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鳥取市内です。県庁近くにある鳥取城跡を目指します。

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戦国時代から江戸時代の城跡です。城は明治10年頃解体され石垣な

どが残されています。こちらは唯一現存していた中仕切門だが台風に

よって倒壊したものを再建したものらしい。

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土と石で作られた階段を上っていくのだが、あまり整備された状況で

なく歩きにくい所もあります。石垣は延々と続き規模の大きい城だ

たことを窺わせます。

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天守台跡から少し降りたところに何やら不思議な形をした石垣がある

。二の丸跡にある天球丸です。池田長吉の姉で天球院が山崎家を去っ

た後、この地に居住していたという。三階櫓、御風呂屋御門などの建

物があり江戸時代後期には石垣のたわみを防ぐために球面を持つ巻石

垣によって石垣下部が補強されこの形になったらしい。これは港や河

川の工事に用いられるのが主で城郭の補強に用いられるのはきわめて

珍しい。

2022年12月31日 (土)

和歌山県立博物館

和歌山県立近代美術館の隣にあります。博物館も似たような建物なの

で看板を見るまでどちらに行けば良いのか判断しにくい。

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エントランスは広大な空間です。自由に歩き回れるのは良いがこの時

間、観覧者は私一人のようですね。

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古代の人々の生活から文化歴史に関する展示をおこなっています。和

歌山らしく高野山や熊野古道の資料、紀州徳川家の蔵品など。パネ

や写真による展示が多く本物の展示は少ないようで残念なところだ。

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古代の律令制時代、税は労働か物品で納めていたが重税だったようだ

。左から籾、塩、稲穂、栗など。運ぶのも大変だったでしょうね。

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和歌山駅に帰って来たのだがお腹が空きました。久々のドトールです。

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ミラノセットというのを注文。1030円。これはミラノローストビ

ーフカマンとかいうものです。シーフードものは無くなったようです

ね。

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ブレンドコーヒーはMサイズだがこんなに小さいカップだったっけ。

タリーズやスタバのから見るとSサイズなので注意してください。豆

を挽く音が頻繁に聞こえてそのためか味は良かったです。

2022年12月30日 (金)

和歌山県立近代美術館

黒川紀章による設計で1994年に完成したらしい。

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県立博物館が隣にあって地下で繋がっているといいます。なお館内の

ほとんどの作品は撮影が可能です。

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和歌山ゆかりの作家を中心に展示しています。所蔵作品は近現代のも

ので1万点を超えるらしい。佐伯祐三の作品は13点あり名高いとい

います。迫力のある油絵が多く展示してあるのだが、美術はよくわか

らないので眺めただけで終わりました。芸術は難しい。

2022年12月29日 (木)

和歌山城

紀州藩紀州徳川家の居城ですね。

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近くに紀の川があり水を引いて堀としていたらしい。現在城跡として

残っているのは往時の4分の1ぐらいの面積といいます。空襲によっ

て建造物は焼失したのだが、昭和32年にコンクリート造りで再建さ

れました。

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城内には鎧や古文書などが展示してあるが力は入れていないようで数

は少ないです。徳川御三家の居城だった割にはもう少し資料があって

も良いと思うが、戦災で消失したのかも知れない。

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御三家の特権として大奥があったらしい。現在その場所は広場として

あるが広大で何人もの女性が行き交ったことでしょう。画像は御橋廊

下で、藩主が生活している二の丸と、庭園がある西の丸をつなげる傾

斜のある橋です。藩主が移動するのを気づかれないために壁付になっ

ています。復元されたものだが靴をぬいて通ることが出来ます。

2022年12月20日 (火)

丸亀城

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石垣で有名な丸亀城です。大手門と天守が残っているのだが、他には

弘前城と高知城のみだという。

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大手門。

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三の丸あたりです。本丸、二の丸に至る平場ですね。大手門から山上

に向かう坂道はかなり急でさらに距離があります。昔の人は毎日登り

下りしていたわけでそれが当然だとしても実にご苦労なことだ。

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3層3階の木造天守です。この天守は四国内で最も古く、また日本一

小さな現存木造天守らしい。

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天守内が見学できます。階段は急でスリッパに履き替えているので滑

りやすい。こわごわ登るわけだが落ちた人もいるのではないか。受付

の人に聞いてみたがまだいないとのことです。

2022年10月 6日 (木)

大津市歴史博物館

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以前にはこの辺に大きな祭りの展示物があったが今は琵琶湖周航船の

模型が展示されています。

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明治24年5月日本を訪問中のロシア皇太子ニコライ・アレクサンド

ロヴィチ・ロマノフが、現在の大津市で警備にあたっていた警官津田

三蔵にサーベルで切り付けられ負傷した。大津事件といわれる。こち

らは現場の呉服商が書き残したもの。「.....殿下後頭部へ二ヵ

所ノ傷ヲ付、...」と記されている。

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ロシア皇太子ニコライと津田三蔵。

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判決文の写しが保管されています。小国であった日本が大国ロシアの

皇太子を負傷させたとして、ロシアが報復のため攻めてくると国民は

震え上がった。政府も遺憾の意を示すため大逆罪を適用し津田三蔵を

死刑に処するよう裁判官に圧力をかけた。しかし当時の法律上、殺人

未遂での死刑を宣告するのは法律上不可能であった。当時の大審院院

長の児島惟謙は、法治国家として法は遵守されなければならないとし

て政府の圧力に反発した。大津地方裁判所で行われた大審院の裁判官

に児島惟謙は司法の独立を諭したとされる。判決は無期徒刑となり司

法の独立が守られたが、児島惟謙の行動は裁判官への干渉ではないか

とされる。歴史的事実を見るのはドキドキしますね。

2022年9月23日 (金)

宇陀市榛原総合センター

壬申の乱の企画展というのが開催されています。

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総合センターには図書館も併設されていて人の出入りは割と多いです。

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宇陀市榛原の山中で慶雲4年に亡くなった文称麻呂(ふみのねまろ)の

墓が見つかったらしい。墓からは墓誌の他銅箱、金銅壺などが出土し

、墓誌には壬申の年、将軍であった文称麻呂と刻まれていたという。

壬申の乱では舎人として大海人皇子(のちの天武天皇)に従い不破から

近江へ進撃したらしい。

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当時の鎧を再現したもの。

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出土品を見ると天武の時代の生活を少し知ることが出来ます。展示物

は少数で少し残念な状況だが、そのためいろいろな想像をすることが

出来ました。

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この細い道が大阪から伊勢神宮に向かう街道の一つだったらしい。宇

陀市内以外は山中を通る険しい道らしいが多くの人がこの道を利用し

たものと思われます。

2022年9月 4日 (日)

国立歴史民俗博物館

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京成佐倉駅から歩いて15分ぐらいの所にあります。前日まで涼しい

気候だったので歩いてみたものの、途中から鋭い日差しが直撃する。

館内で汗が引くのを待ちました。こちらは歴史博物館で国立の研究機

関になっている。正式には「大学共同利用機関法人 人間文化研究機

構 国立歴史民俗博物館」というらしい。佐倉城址公園内にあって6

つの展示室の他、企画展示室が2つあります。

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第1から第2は古代から中世の展示でジオラマが多くて理解しやすい

です。

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第3は近世、第4民俗、第5近代、第6現代となっている。

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東京や京都、奈良などの国立博物館と違って美術系の博物は無く歴史

専門の展示となっている。国立大学共同利用機関としての位置づけな

ので、歴史資料の展示公開を行うことが業務とされる。展示物は膨大

で半日ぐらいの見学ではとても見切れるものではありません。年間パ

スポートの設定は無い様だがこれは必要でしょう。レプリカが多いの

だが歴史の流れを説明するためには当然と思われます。最近中央文庫

の「日本の歴史」を読み返したばかりだが、その内容を具体的に見る

ことが出来ました。福井からは遠いところにあるので行きにくいが歴

史好きの方にはおすすめします。