LUXMANのアンプ
現在使用中の機器ですが
アンプは1983年発売のものらしい。
A級アンプで50W出力というと発熱がもの凄いということです。
A級アンプとは増幅回路方式のことで、増幅特性の歪みの少ない
部分だけを使用します。そのため信号のない時でもバイアスと称する
余分な電気を消費することになります。この電気はすべて熱に変わる
のでアンプの天板はそれこそ、やけどをするかと思うほど熱くなるの
です。
理論的にはHIFIアンプであり、LUXブランドということもあって中古で
購入しました。
音はまあ普通。LUXトーンというのか耳障りの良い音が聞けます。
この耳障りの良い音というのは大変重要で、例えばJBLで歌声を聞
いたときや、タンノイで弦楽器を聞いたときのように、歪みのある独自
の音でありながら、如何にも耳を楽しませてくれるのです。
元々、原音再生などと言うことは無理な話で、耳障りの良い音、つま
り心地よい音が究極のオーディオといえるでしょう。
NS1000との相性は山水より良いようです。
問題は発熱で、上には何も乗せることが出来ないし、下も空気の取り
入れに注意をする必要があります。
内部は放熱のため、昔流行ったヒートパイプを使っています。
理屈は良いのですがパイプの放熱板が薄く、長時間の使用でチリチ
リという音が出てくることがあります。
この辺は残念なところですが、何せ古い機種なので文句は言えませ
ん。
カートリッジ用のアンプを搭載していますが、現在はCDプレイヤーの
み使用なので関係なし。スイッチ類の使用感覚はさすがに重厚です。
出力50W+50Wでも不足を感じたことは有りません。
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