富山鱒寿司を評価する
富山県民会館に所用があって、その後、鱒寿司を買って帰ることにし
ました。何しろ富山には30程の業者が有るとのことで、選ぶのは大
変な訳です。県民会館に近い店を5店選んでみました。
さて、市内で買った鱒寿司は次の4店。
せきの屋
紀雅
高田屋
川上
5店目の今井は既に売り切れていて断念しました。
そしてリィファレンスとして源(みなもと)を用意します。
では行ってみましょう。
誰でも一度は食べたことがあるはずです。スーパーとかドライブイ
ン、サービスエリア売店などに有ります。蓋を開けると笹で包まれて
鱒寿司が出てきます。すべてこのやり方だと思っていたのですが。
せきの屋です。
蓋を開けると笹の敷き側が出てきます。折重ね部は下にあります。
笹と一緒の方が切りやすいのでその配慮でしょうか。
鱒はやわらかく生ぽい感じで、鱒の味がよく分かります。飯は酢も塩
も薄いです。
紀雅です。他は1300円ですがこれだけ1500円です。はたしてどこ
が違うのでしょうか。
割り箸は竹製で高級品。山葵も醤油も付いています。蓋を押さえる竹
も大型で力強いですね。これぐらいかな。
笹は古い物を使っている感じで青々した新鮮さは有りません。
しかし笹に付いている水分は多い感じで、実際飯も柔らかめでした。
飯は酢も塩も弱く、鱒は4店の中では一番厚みがあります。
全体にしっとり感があり高級感が有ります。
高田屋です。
ナイフは箸袋の中に入っていました。
こちらも蓋を開けると笹の敷き側が出てきます。これはひっくり返した
ところ。飯はやや堅め。酢も塩も弱くあっさりした印象です。
鱒の味は源に近いように思います。
割り箸は紀雅同様竹製です。曲物の廻りに紙が巻いてありますが、
乾燥を防ぐためでしょうか。
これは不思議。笹を開くと飯が出てきます。鱒は底側にあるのです。
鱒を見るには移し替えるしか有りません。
蓋の上に載せ替えたところ。
鱒は柔らかめというより生ぽい感じで、鱒の美味しさを生かしていると
いえるでしょう。飯も薄味です。醤油を付けて食べると鱒の美味しさが
より伝わってきます。
個人的な好みでは 紀雅、せき屋、高田屋、川上といったところでしょ
うか。いずれも美味しくて好みで選ぶしか有りません。
4店とも酢と塩の塩梅は弱く、源が突出して強く感じます。
4店は一般の寿司のように醤油を付けて食べるのを前提にしている
ようですね。
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