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2012年11月26日 (月)

カルメンを鑑賞する

福井でのオペラ公演というと、年に一度あるかないかで実際昨年

一度だけ、一昨年は公演がなかったようです。

今回のハーモニーホールでの演目はカルメン。私も初めての経験

で、いったいどのようなものなのでしょうか。

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カルメン役はミリヤーナ・ニコリッチからイスラエル人のリナ・シャハ

に変更されたようです。ニコリッチがどのような人か知らないので全く

問題ありません。

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公演前のひととき、ジュースで口を潤します。だって凄く緊張するのだ

もの。他の人もきっと同じでしょう。

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公演前にこっそり撮った物。写真は駄目といわれているので、これ絶

対秘密だよ。舞台中央に有るのは文字の表示器で、せりふとか進行

状況が出ます。演劇を観ながら音楽を聞き、文字を読むのは結構せ

わしないですね。演奏は佐藤正浩指揮のオーケストラ・アンサンブル

金沢。私の席は例によって最前列の左側で、目の前でフルオーケ

トラの音が聞ける幸せは有りますが、問題はハープです。

何と一番左に一番大きい楽器で有るハープが鎮座し、最前列で一番

低い位置にある私の席からは舞台中央がよく見えません。

なんだそれでこの席が残っていたのか。みんなよく知っているなー。

体をずらしながら観ることにしましたが、これで8000円は高いよ。

リナ・シャハムは小柄ですが、さすが主役で彫りの深い顔もあって魅

力十分。単眼鏡で時々観ていたのですが、表情がね、細かく刻々と

変わっていくのですよ。これ近くの人しか分からないだろうけど、経験

豊富な外国の人だから出来るのではないかな。それでいうと、ミカエ

ル役の小川里見氏は、声量抜群で音楽性は最高でしたが、劇中の表

情は今一歩で残念なところです。

ドン・ホセ役のロザリオ・ラ・スピナは、相撲取りかと思うほど太った人

で、これどうなんでしょうね。歌は上手かったけどカルメンの大事な恋

人役なのでね。ちょっと劇中に溶け込めなかったです。減量したほう

が良いと思います。ラブシーンもあるのだから。

上演は途中2回の休息を挟んで約3時間でした。これでも短い方だそ

うです。ワーグナーの「ニーベルングの指環」などは15時間掛かるそ

うですから。

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余韻を楽しみながら帰ることにします。

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