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2013年12月14日 (土)

マーティンローガンの音色は如何に M氏邸訪問

マーティンローガンとは静電型スピーカーを製造する米国の

会社です。現在輸入は止まっているものの個性的なスピー

カーを日本でも販売してきた。春江に住むM氏はこの会社

のスピーカを持っており、この度招待されたわけです。

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オーディオルーム。スピーカーは平面型ではあるものの大きいので

8畳の部屋半分を占拠する状態となります。

音を聴く位置はコーナーとなるのですが、2年ぐらいかかってこの

位置を決定したらしい。コーナーであるため椅子は一人分のみで、

音像が崩れるため椅子を動かすのは良くないとのこと。

頭を前後に動かすだけで歌声の位置が変わるので、注意が必要

です。

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静電型スピーカーは、薄い膜に高電圧をかけて平面振動させる

という。スピーカーから窓が透けて見えるの分かりますか。

その構造上振動板は極めて軽い。軽いということは慣性が働か

ないので信号に忠実な再生音が出るということになります。

静電気は湿気に敏感で、低湿度の環境でなければ実力が出な

いとのこと。輸入を止めているのも日本の環境に合わないため

らしいのだが、M氏もエアコンを運転するとかして湿度には注

意しているらしい。

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スピーカーの背面には高電圧を発生するための装置が付いてい

ます。3000ボルトぐらいに昇圧しているらしいです。

004
CDプレーヤーはCEC。これがベルトドライブという凝ったもの。

ベルトドライブの利点はよく分からないが、振動面では有利かも

知れない。

002
DACはワディア。高級品であり、私の持っていったCDの録音特性

をLED表示で見破っていました。これは凄いね。

003
アンプはクレル。このスピーカに合わせるため何台ものアンプを

試してようやくクレルに落ち着いたとか。このスピーカーならそう

であると思います。インピーダンスは低いし、能率が湿度で変化

するし、50W程度の入力は常時必要らしい。

音はさわやかで繊細です。低域はどんどん出るタイプではないが、

ジャズは全く不足なく聞かせてくれます。これって以外でした。

静電型スピーカーのイメージは音が小さくて、繊細で低域が薄い

というものだったのですが、音の大きさは十分だし、ジャズを聞い

ても全く不満はありません。私のCDはピアノとバイオリンの協奏曲

だったのですが、これが別の演奏を聴いているのではないかと思

うほど薄い音に聞こえた。このへんはいつもの音とは形が違うと

いうことでしょう。音がうるさくないのですよねー。

008
スピーカーコードなどケーブル類が凄いことになっています。

私はケーブル信奉者ではないので驚異に写るのだが、とにかく私

ごときのレベルではありません。

 

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コメント

学生の時、近所に「パラゴン」と言う喫茶店がありました。
それにしても この辺り、私の様な凡人には「神の領域」…
に思えてしまいます。(^.^)

パラゴンですか。ということはその喫茶店にパラゴンという

スピーカーがあったのかな。JBLの大型スピーカーです。

一度聴いてみたいのですが、公には湯布院あたりにしか無さそうです。

M氏邸の装置は、私より2ランクほどレベルが高くてあまり参考に

なりませんでした。M氏も拙宅の音を聴いてみたいらしいのですが、

同じく参考にはなりそうにありません。

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