池田町で能楽を鑑賞する
池田町で能楽の鑑賞会があったのです。
能楽の里として知られる池田町だが、田楽は鎌倉時代から
伝わるという。能面の里としても有名なわけだが、この時期
能楽師を招いての公演です。古典芸能など分かるはずもない
のだが、まあ一度は見ておくべきではないかと思うのです。
会場は能楽の里文化交流会館。近くには何の案内もないの
で分かり難いです。役場の隣だったのですけどね。
ホールに特設の舞台を作っているようですが、能舞台としては随
分立派に見えます。
池田町長の挨拶の中で、私は能楽をよく知らないと言うのがあっ
たが少々まずいのではないのでしょうかね。勉強してください。
最初に演じられたのは水田の田楽、能舞。これは国指定重要無
形民族文化財に指定されているらしい。
地元の人が全てを演じます。撮影は出来ないので以下の画像は
ネットから取得したものです。
呉服という能舞。謡いとか鼓、舞も地元民らしいものでした。
これはあまじゃんごこ。長寿を願う神への祈りの舞らしい。
顔は上げずに、ひたすらササラを鳴らしながら進むという
ものでかなり難解です。
和泉流狂言の「仏師」。せりふは独特の言い回しではあるが
わりと分かりやすいです。歌舞伎の言い回しとよく似ている。
すっぱと呼ばれる詐欺師が仏像になりすまして、田舎もの
を騙す物語なので能面をかぶっています。それにしても演じる人
の声の良く通ること。修行に修行を重ねているのはもちろんだろう
けど、会場に朗々と響いて実に見事なものでした。
観世流の「紅葉狩り」
実に華麗な舞台で、衣装も豪華なものでした。囃しの笛や鼓、太
鼓の音。姿、動き、顔の表情など全く隙が有りません。まあ地元
の田楽と比較するのはおかしいのだけれど。
ただ、舞を演じる人は高齢の人が多いようで、動きがぎこちない
ようにも見受けました。女の踊りなので奇麗に見せて欲しいです
よね。
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