トゥガン・ソヒエフ指揮トゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団演奏会
ハーモニーホール大ホールでの演奏会です。
席はバックシート最前列。最近バックシートばかりで寂しい思いはす
るのだが予算の関係なので我慢しなければなるまい。
トゥガン・ソヒエフは名前の響きのように北オセチア出身の人でサン
クトペテルブルク音楽院で学んだらしい。指揮棒は持たず指使いで細
かい表現をするようだ。
エマニュエル・パユはジュネーヴ生まれで現在ベルリン・フィル主席
奏者らしい。
トゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団はフランスの楽団でオペラや
バレエ曲を得意にしているらしい。演奏曲はロシアの作曲家のものば
かり。
グリンカのオペラ「ルスランとリュドミラ」序曲
ハチャトゥリアンのフルート協奏曲
チャイコフスキーのバレエ音楽「白鳥の湖」
ハチャトゥリアンというと「剣の舞」ぐらいしか知らないのだが実は
ヴァイオリン協奏曲も有名であるらしい。その協奏曲をランパルがフ
ルート用に編曲したらしいのだが、さすがにフルート奏者の編曲らし
く随所に響きが堪能できる曲でした。しかしこちらの楽団、低域の音
というかコントラバス系の音と金管の音が力強く、フルートとのバラ
ンスが悪いように感じた。オペラやバレエ曲を専門に演奏しているよ
うな楽団なので繊細な協奏曲は苦手なのかもしれない。「白鳥の湖」
はさすがにバレエ曲の演奏であってバレエステージの下で演奏される
状況を彷彿とさせるもので良かった。オーケストラによる演奏会でカ
スタネットが使用されるのを初めて聴きました。簡単な物のようだけ
ど実に立派で重要な楽器ですね。
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