« 大戸屋でランチ | メイン | 那智の滝見学 »

2018年6月16日 (土)

オーディオテクニカフクイで「まろのSP日記」公開録音

越前市戸谷町にあるオーディオテクニカフクイ音響ホールで行われた

NHKの公開録音です。

Cimg0096

観覧者に指定された従業員用駐車場に行くと、黒い服を着た大柄な

が缶コーヒーを片手にタバコを吸っている。篠崎史紀氏だ。館内で

吸うところがないので外に出ていたと思うが健康のためにも止めた

が良いでしょう。

Cimg0100

福井でオーディオメーカーは少ないと思うが、その中でオーディオテ

クニカとなれば超一流であって建物からして一流企業の雰囲気があり

ます。

Dscf6821__large

録音が行われる音響ホールです。画像はホームページからの借り物だ

が自社製品のテストやレコーディングも行われているらしい。「まろ

のSP日記」と聞いただけではわからないわけだが、まろとは篠崎史

紀氏のことでニックネーム。SPはSPレコードのことですね。つま

り蓄音機(電気にあらず)で聴くSPレコードの音に魅せられた篠崎

氏がその魅力を伝えようというNHKFMの番組なのです。オーディ

オテクニカは創業者が蓄音機を多数収集していることで有名で、その

機器を使って演奏します。演奏に使用されたのはビクトローラクレデ

ンザ。蓄音機としては最高傑作とされているもので私も何回か聴いた

ことがあります。大型のホーンを使用していてホールでも不足は感じ

ないのだが、さすがにその音はね。SPレコードだから当然なのだが

私の感覚ではひどい音になってしまう。篠崎氏によるとSPレコード

は一発録りであり、現在の加工を繰り返した録音ではなくその場の雰

囲気や息遣いが感じられるという。針が音を拾うときに出るスクラッ

チノイズは問題ではないとのことでした。さすがに演奏家は鑑賞の仕

方が我々とは違っています。

000174899

演奏時の司会はNHK福井放送局キャスターの羽生ちひろ氏です。

クラシックのSPレコードについて篠崎氏とトークを繰り広げるわ

けだが、篠崎氏は世界のマエストロを相手にするN響のコンサート

マスターであり、その豊富な知識と経験をがんがん披露していく。

一方の羽生氏はクラシック音楽も音響も知識がないようで聞いてい

てもどかしく感じるところもありました。しかし羽生氏は大野市出

身者であるしによりその笑顔が素敵なのですべて許します。

6be77f87d28e1bec2c07f506f56759b4681

Yjimage

収録の後は篠崎氏と津野田圭氏による演奏会です。ヴァイオリンとハ

ープによる演奏であるわけだがこれハーモニーが美しいですね。アル

ルの女メヌエットのようにフルートとの演奏が最高と思っていたがヴ

ァイオリンも素晴らしいことを知りました。目の前でこのような演奏

が聴けて本当に有り難いです。余談ながらホールでは社員の市橋氏が

レコード操作などをしていた。氏のブログはおもしろくて楽しみであ

ったのだが突然閉鎖されてしまって残念です。再開してくれないかな。

ブログ発見しました。うれしい。

トラックバック

このページのトラックバックURL:
http://app.mitelog.jp/t/trackback/529037/34130989

オーディオテクニカフクイで「まろのSP日記」公開録音を参照しているブログ:

コメント

先日は有難うございました。
お話し出来て楽しかったです。
さて、福井にこんな所があるんですね。
相変わらず、マニアックですね〜!笑
「…全部許す」もわかります!(^^)

先日はお疲れ様でした。

物好きなのは相変わらずで興味のあることには出掛けています。


Spレコードは今一でしたが演奏は最高でした。

コメントを投稿