山中千尋ニューヨーク・トリオ演奏会
ハーモニーホール小ホールでの演奏会です。
山中氏はピアニストであるが作曲、アレンジ、プロデュースをこなす
という。見た目、細くて華奢な印象だったがバークリー音楽大学を首
席で卒業した後ジャズピアノで超絶技巧を展開し活躍するという才能
あふれる女性だ。
ベースの脇氏は福岡県出身。現在はニューヨークを拠点に活動してい
るらしい。
ドラムスのジョン・デイヴィス氏はニューヨークを拠点に活動してい
るらしい。演奏曲は千尋氏のオリジナルやクラシックをアレンジした
ものが多くて聴きやすいものでした。席は一番前の右の端側。目の前
ではないのだがステージの左右にはPAスピーカーが設置されている。
そしてこれが大問題であると思われます。
以前のポールモーリァ・リメンバーコンサートでもそうだったが、こ
の種のスピーカーから出てくる音は音圧だけを目的にしている音であ
って、このコンサートにふさわしい音とは言い難い。ピアノ、ベース
、ドラムスにもマイクが付いているのだが、その音は大きいだけで形
の無い丸まった音だ。スピーカーは演奏者より前に出ているので、実
際の演奏音より早くスビーカーから音が出てくる。つまり位相が逆転
した音を聴いているわけだし、単にミックスしただけであって遠く離
れたピアノの音もベースもガンガン出ている。違和感むんむんのセッ
ティングだが、ど素人がやっているのだろうか。ドラムスは目の前で
ありしっかり形のある直接音が耳に飛び込んでくるので余計に気にな
るものでした。演奏そのものは素人の感想ながら素晴らしいと感じた
ので余計残念です。PAスピーカーは絶対ステージ前に置かないで頂
きたい。
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