富山クラフトオーディオクラブ 第35回試聴会
富山県魚津市の新川文化ホール 小ホールで行われた試聴会です。
魚津市の8号線沿いにありますがクラブもこちらのホールをを使用す
る事が多くなったようです。
クラブ会長町野氏の挨拶。会長を務めるのも相当長いはずだがまだま
だ意欲十分とお見受けしました。「無線と実験」誌によると各地の発
表会にも会長として参加されているようです。
事務局長の伊藤氏。試聴用3wayスピーカーは伊藤氏の自作のはず
です。
試聴会で使用するスピーカーはおなじみアルテックの620Aと自作
3way。
最初の発表は左側のパソコンケースに組み込んだトランジスタアンプ
です。クラブには珍しいといえる若い方で話し方も初々しい。
入力はFETによる差動。出力はコンプリメンタリーによるAB級プ
ッシュプル回路となっている。供給電源はスイッチング電源らしいが
シリーズ電源との差は全く分からなかった。安く使用出来ると思うの
で市販品をどんどん活用すればよいと思う。音はやや線が細いという
印象だがきれいな音を出していたと思います。どうも町野会長の指導
を受けているらしい。
安井式アンプというらしい。トランジスターアンプであるが、故、狐
塚氏が制作して音が出ないまま放置してあったのを会員の森田氏が修
理したものらしい。狐塚氏というと私がこの発表会に参加させてもら
うきっかけになった方だ。物腰柔らかく親切な方でその方制作のアン
プだと思うと聴くのにも力が入る。音は歪感がなく低域から高域まで
素直に伸びている印象でこれ良いね。
6CA7を三極管接続で使っているらしい。EL34と互換性がある
のだが音の違いはあるという。低域が朗朗と広がり聴きやすい音に感
じた。高域は意図的に落としてあるような印象です。ここで休憩にな
って私の参加も残念ながらここまで。地区の会合があるので帰らなけ
ればならない。D/Aコンバータの発表もあるのだが聞けなかったのは
残念でした。