第36回富山クラフトオーディオクラブ試聴会
富山クラフトオーディオクラブは年2回自作アンプの発表と試聴会を
行っている。
富山市の海沿いにある「ホテル 古志」での開催です。試聴会という
と普通洋館のホールで行われるものだが和室の大広間で行われるのは
珍しい。試聴会の後は懇親会が行われるので酒飲みには有難いことだ
ろう。
スピーカーはおなじみアルティック 620A。
参加者が多くてこの後、椅子が相当数足されました。
町野会長の挨拶。
紅一点、女性会員の上野氏。父の製作したアンプの部品を交換し回路
も変更したという。
2A3シングアンプ。素直で随分聴きやすい音に感じた。
道守氏は838シングルアンプ。
片チャンネル1台で25キロあり重すぎると話されていました。中域
から高域に元気が有るのだが、私には少しありすぎるように感じた。
NFBはかなり少なめにしているようでそのせいかも知れない。
クラブの重鎮中野氏。
211sアンプ。素直で低域の馬力も十分に感じた。トランスの購入に
苦労したらしい。
名古屋から参加の鵜飼氏。何度も発表されていて精力的に製作されて
いるようだ。
KR845シングル。毎度感じる事だが鵜飼氏のアンプは繊細な音で
ありながら豪快さを併せ持つという超高級アンプのイメージがある。
おそらく試聴に時間を掛けているのだろうが、スピーカーも超高級品
を使用していると思われます。
クラブの重鎮鳴尾氏。
6BQ5PPで整流回路は真空管を使用していたが、発熱が大きいた
めダイオードに変更したという。スペースが余るので人形を置いてバ
ランスを取ったらしい。バランスの取れた音で聴きやすいです。演奏
曲に古いのを選んでいたが、音域が狭くアンプのせいに感じてしまう
。試聴会では音楽ソースを選ぶことも大事だろう。
特別参加の岩村氏だったと思う。「無線と実験」誌に製作発表してい
るらしい。自作アンプ発表の後講評があったのだが、ほんの僅かの音
の差を聴き分けているらしい。私には最高の音に聴こえた鵜飼氏のア
ンプも低域におかしなところがあったという。さすがだが全くプロの
耳の構造は一体どうなっているのだろうか。
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