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2019年11月10日 (日)

シニアふるさと講座「歴史講座」第3回 大野のなりたち

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結とぴあで開催された大野の歴史を学ぼうという講座です。

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講師は大野市教育委員会 文化財課 主任学芸員の田中孝志氏。大野

市歴史博物館で仕事をしているらしい。

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大野市の縄文時代の遺跡は太田、小矢戸のものが最も古くて草創期に

あたる。つまり1万年より前ということですね。発掘された土器の形

により人や物がどこから来たかわかるという。中央の土器の口の部分

は数ミリの垂直に立つ所があるのだが、これだけでどこそこの特徴を

現わしているというのは驚きだ。土器には形作るときの指の跡が残さ

れていてそれによると女性が土器づくりに従事していたらしい。注意

深く見ることにより背景にあるものが見えるということだったが、そ

こまで解説してあるのは見たことがなく、博物館側も我々にわかるよ

うにしてほしいものだ。

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大野に古代の遺跡が多いのは各地から大野経由で文化が広まったせい

らしい。縄文時代、稲作は晩期に始まるだけで人々は平野に住む状況

にはなく、山あり川ありの土地の条件も良かったと思われます。古墳

時代以降になると神社が出来、延喜式には大野群9座として磐座神社

、篠座神社、荒島神社など9つの神社が記されている。地区の神社数

としてはかなり多いらしいがそれだけ人の営みが盛んだったというこ

とでしょう。大野歴史博物館に来ると田中氏が丁寧に説明するとの事

です。

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