ヤマザキマザック工作機械博物館
美濃加茂市にある企業博物館です。昨年の11月に開館したらしい。
看板は立派だし駐車場も広々としているのだが建物は小さな三角錐の
ようなのが一つあるのみです。子供向け施設とされている評価もあっ
たので簡単な物だろうと思って入館しました。料金は500円。
入念なコロナ対策を実施した後説明をうけると展示物は地下2階から
見てくれという。なるほどだから地上の建物が小さかったのか。
説明によると博物館は地表から11メートルの深さにあり温度変化の
少ない地熱を空調に活用し省エネをしているという。如何にも先進的
な試みだが工事費や湿気対策が気になる。
黎明期から現在に至る旋盤など工作機械が展示されています。これは
足踏み式です。
江戸時代末期、外国ではこのような工作機械がどんどん作られていた
と知って驚く。
戦前の工作機会社唐津鐵工所の横中ぐり盤。外国の技術を取り入れ国
産化したようです。
1970年頃ヤマザキマザックの旋盤。当時から大好評で爆発的に売
れたらしい。これより小さいのを町の工場で何回か見たことがありま
す。
NC初期の製品。切削工具マガジンを載せたまま、加工時常に動く構
造で素人が見ても無駄があると感じる。あまり売れなかったらしい。
地下一階には何と工場があって見たところ無人のようでした。搬送機
が頻繁に動いているしロボットアームが高速で動いている。作業をし
ているのは間違いないが不気味と言えばそうですね。地下にあるので
振動には強いかもしれない。機械系博物館としては見応えがあります
。名古屋のトヨタ産業技術記念館も素晴らしいがこちらもおすすめで
す。
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