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2020年8月30日 (日)

第38回富山クラフトオーディオクラブ試聴会

富山クラフトオーディオクラブは春と秋に手作りの作品を持ち寄って

発表会を行っている。今年はコロナ過の影響で5月の開催は断念し8

月終わりの開催としたようです。

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私はクラブ会員ではないのだが試聴は自由ということで毎回案内をも

らっている。有難いことだ。会場は魚津市の新川文化ホールです。

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案内には厳重な感染防止策を取るとあって参加者もそれに従います。

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ステージの上にあるのはお馴染みのアルテック620Aだが見慣れな

いのも見える。

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左側のは事務局長伊東氏のスピーカーでウーハーとスコーカーが分か

れている。これを使用してマルチスピーカーアライメント調整につい

て説明がありました。最初に3種の音を聴きどちらが良かったかを問

います。私は少数者の1番が良かったが大方は2番目そして3番目が

多かった。1番目はタイムアライメント未調整、2番目は調整品。3

番目は右側のアルテック。つまり大方の参加者はタイムアライメント

調整のものをよい音と聴き分けたわけでさすがだ。スピーカセットは

1個では広範囲の音を再生することが難しいため、再生周波数に応じ

た複数のスピーカーを使用するのが普通だ。その場合スピーカーの位

置が異なるため音の波に時間差が生じる。つまり位相がずれるわけだ

がこれが音の濁りとなって悪い音と判定される。2番目の音は測定機

により上に載ったスビーカーの最適位置を決めたものです。私の場合

2番目はすっきりした音に聞こえたのだが個性がないようで物足りな

かった。高忠実度の音を私には聴き分けられないということだが、心

地よい音を良い音としているのでその結果が出たのかも知れない。

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前川氏EL156シングルアンプ。ベテランになると滅多に見ない変

わった球を使ってみたいらしい。EL156自体も珍しいがそれをシ

ングルで使うのもほとんど例がないという。出来について謙遜してお

られたがバランスの良い音に感じた。

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会長町野氏の弩級アンプ。SL模型に組んであり重量50キロ。モノ

ーラルアンプなのでもう一台あります。出力菅は815でかって見た

ことのない大きさだ。プレート電圧は2200Ⅴ。それで150mA

流しているという。さらにヒーターは165W。A級なので常時それ

だけの電力を消費していて相当熱くなるという。そうでしょう。大型

アンプらしく悠々と鳴らしている印象です。電解よりポリプロピレン

コンデンサの方が音が良いとの話は参考になります。

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広瀬氏VT25 A2級シングルアンプ+真空管バッファアンプD/A

コンバータ。広瀬氏はデジタルに強い方のようだがそれに真空管を付

加した回路を発表されている。いわばハイブリッド回路というところ

でしょうか。複雑すぎて理解が困難だが、DACは新回路になるらし

い。真空管バッファにした利点はどうなんでしょうか。下側の機器は

デジタル信号をコントロールするものだが、クロックの安定のため恒

温槽を使用しているという。クロックの安定と音の違いについて疑問

を持っているので質問したのだが、この機器では安定してしまってい

るので示すことは出来ないとのことだった。機会があったら違いにつ

いても発表してほしいものだ。

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