敦賀市立博物館 天狗党展
幕末に尊皇攘夷を掲げて決起した「水戸天狗党」の貴重な資料などを
紹介する展示会が、ゆかりの深い敦賀市で開かれています。
一階の展示室だが前に見ているのでパスです。天狗党展は二階で開催
しています。
NHKの大河ドラマ「青天を衝け」で、この出来事がえがかれたのに
あわせて、敦賀市立博物館が当時の資料やパネルなど60点を展示し
ています。
水戸天狗党は、尊皇攘夷を掲げて決起した水戸藩士の一党で、京都に
向かう途中、幕府側に阻まれて現在の敦賀市新保で降伏し、350人
あまりが処刑されました。処刑される前の幽閉中に党員が作ったもの。
鰊倉庫に幽閉されたが劣悪な環境だったらしい。処刑場に向かう党員。
渋沢栄一は当時一橋家に仕官しており、慶喜とともに天狗党を討伐す
る立場だった。
武田耕雲斎が幕府側に宛てた嘆願書には、「攘夷が行われないことが
納得できないだけで戦争をするつもりはない」とか、「思いを理解し
てもらえたらどのような処分が下されても異議は申し立てない」など
と書かれていて、行軍の理由やその強い決意を伺い知ることができま
す。当時は鎖国中であって世界情勢の一部しか知りえず、攘夷に突き
進んだ悲劇の人といえるでしょう。
武田耕雲斎の愛刀らしい。
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