ハーモニーホール大ホールでのコンサートです。正式名は11/23
クラシック・キャラバン2021 華麗なるガラ・コンサート。こ
の場合のガラとは特別公演といった意味でソロリストの演奏を中心に
組み立てられるのが多いらしい。
あいにくの雨と風の日だが大勢の観客です。ステージから前4列は無
観客でコロナ対策のようだ。座ったのは前から9列目の中央で良い席
とされるが、何度も指摘しているとおりステージの高さに比して低す
ぎる。せめて後50センチ高いと良いのだが。
日本クラシック音楽事業協会が主催し楽団はスーパー・クラシック
・オーケストラ。フリーランスのアーティストが集まった楽団らし
い。演奏者が多くざっと見ただけでも80人以上で曲により入れ替
わるのだが多いときは100人ぐらいだったのではないか。指揮は
円光寺雅彦。一曲目は「威風堂々」
そして戸田弥生の「序奏とロンド・カプリチォーソ」福井市生ま
れの戸田弥生は2013年にハーモニーホールで聴いた以来だが
実に堂々とした演奏で力強さを感じた。世界で活躍しているだけ
に当然のことだ。第一部最後は「ボレロ」だが曲の終わりにはこ
れでもかとばかりのフォルティッシッシモで、演奏したくても出
来なかった団員の思いをぶつけているように感じました。
第2部は歌劇の曲が続きます。市原愛は「ジャンニ・スキッキ」
「私のお父さん」美浜のなびあすで聴いた以来だが相変わらず美
しい声だ。最後は第9番の「合唱付」4人の歌手の他、正面2階
席には60人の藤原歌劇団と二期会合唱団がずらりと並び充実の
演奏と歌が聴けました。素晴らしかったです。