45年前のアンプを修理する
修理といっても簡単な内容なんですけどね。
これがそのアンプで地区の住職から処分を依頼された物です。正
直、アンプは足りているので要らないわけだが断るわけにもいか
ず引き取ってきました。
内部は比較的奇麗です。しかしスイッチをONしてもランプは点灯
しないし全く反応がない。
パワートランジスタは時代を感じる金属パッケージだが特性が悪
いわけではありません。
これですね入力ヒューズが切れています。
電力供給回路の不具合と判断して調べると、整流用ダイオードが
ショートしています。パワートランジスタと電解コンデンサには問題
がない模様。
右のは不良の日本インター製ダイオードですが当然現在は入手
出来ない。形状は異なるがマルツ電波で似たような特性のを探し
てきました。
狭いところですが無理矢理取り付けます。
最初音が出た時は歪んでいたがすぐに正常になりました。長い間
眠っていたのがいま目覚めたということです。
ON時に小さいポップノイズが出るがこれくらいなら大丈夫。4
5年前の製品とは思えない音でがんがん鳴ります。というか古い
のも新しいのも、又安価な物も高額な物もアンプの音はほとんど
変わらないのではないか。それとも私の耳が音の違いを判断出来
ないのでしょうか。念のため暫くこのアンプを使用してみるが、
アンプで音が変わるという人には、どのアンプで音を出している
か当てて見て欲しいものだ。そんな安物セットで音の違いはわか
らんといわれそうだけどね。
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