森 麻季&ドレスデン国立歌劇場室内管弦楽団珠玉の名曲コンサート
ハーモニーホール大ホールでのコンサートです。
本日の歌姫はソプラノ歌手の森 麻季。NHKドラマ「坂の上の雲」
のテーマ曲を歌っていた方ですね。
ドレスデン国立歌劇場室内管弦楽団は同歌劇場管弦楽団の主
要楽員によって構成されたものらしい。全員がシニアであると思
われます。
指揮者はヘルムート・ブラニー。同管弦楽団のメンバーでありコン
トラバスの奏者でもあるらしい。
席は一列目右の通路側です。私には珍しくS席を購入したのです
が、前の方ではこちらしか席が無かったのでね。開演前にチェン
バロの調律をしているところです。どうも音が狂いやすいようで休
息時も調律が行われていました。曲はシューベルト、マスカーニ
のアヴェ・マリア、プッチーニの私のお父さん。カノン、G線上のア
リア、交響曲 弟29番 イ長調 K.201など。
第1ヴィオリン5名、第二ヴィオリン4名、ヴィオラ3名、チェロ2名
などの小編成であって、私にはこれぐらいが一番聴きやすいよう
に思います。大編成になるとヴィオリンの音など濁った音のように
聞こえることがあるのでね。歌劇場の楽団らしく意図的に音を抑
制しているようで、これが弦楽器の響きをさらに美しくしているよ
うでした。ソプラノの森 麻季氏は素晴らしい。「坂の上の雲」でお
なじみの美声であるのはもちろんだが、歌うときの表情がね、口
を開けているときもまたすぼめているときも実に魅力的なのです
。透き通った声はもちろんだが表情の素晴らしさにまいりました。
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