高遠そば 壱刻
実に渋い高遠の街を歩いていると気分にあったものを食べたくなりま
す。120年前の味噌蔵を再生したという蕎麦屋がありました。
酒屋の隣で少々分かり難いのですが 壱刻です。
テーブルが5セットほど。入り口付近には電動石臼が置いてありま
す。奥にはストーブも。寒い地域であることが予想されます。
一品料理の三種盛です。蕎麦味噌、コンニャクの刺身、ホタルイカの
干し物。蕎麦味噌は甘めでコンニャクにつけても美味しい。ホタルイカ
は旨味が増しているけど少し堅かった。
十割蕎麦細麺を注文。蕎麦粉は高遠と八ヶ岳産を使用してい
るとあります。つゆは甘さを抑えた本格江戸つゆとされているのだ
が、普通でしょう。甘すぎる店が多いからね。
二枚目です。ざるの上に乗せます。唐辛子のつもりで蕎麦に振りかけ
ると、山椒の入ったものでした。京都から取り寄せているらしいが、こ
だわりがあるようです。
そば湯の入れ物。熱くて量が多いので十分満足出来るでしょう。
ご主人と奥さんは冬の間だ、オーストラリアはメルボルンに行って
蕎麦打ちを指導してきたとのこと。2ヶ月間テント生活だったらしい
が、知らないところでいろいろな人が活躍しているものだ。そういえば
タスマニア州では蕎麦を栽培していると聞いたことがあります。
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