戸田弥生コンサート
福井市生まれのヴァイオリニスト戸田弥生もデビューして20年だとい
う。NHK-BSでは何度か見ているのだが、今回ハーモニーホール
での演奏会があったので行ってきました。
曲目はベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲ニ長調、サン=サーンス
序奏とロンド・カプリチォーソ、ラヴェル ツィガーヌ、ストラヴィンスキ
ー 火の鳥。演奏は日本センチュリー交響楽団。指揮は沼尻竜典と
いう陣容ですが、大阪に本拠を置く楽団らしい。
満席ですがバックシートは使用していません。勿体ないから使えば良
いと思うのだけどね。
戸田氏は名器ピエトロ・ガルネリで存分に演奏を披露してくれました。
協奏曲というと管弦楽をバックに独奏をするのだが、同じ楽器を持つ
演奏者と同時に弾くのはヴァイオリンだけでないかな。(他にもありま
した)
楽団のヴァイオリンやビオラ奏者は当然腕に覚えのある人がやって
いるわけで、同じ楽器の演奏となれば聴衆より鋭く音を聴いているは
ずです。その前で独奏するのだから当然演奏力は突出したものでなく
てはならず、聴衆を魅了する音も出さなければならない。厳しい演奏
だと思います。曲が終わるとコンサートマスターと握手をするのだが、
マスターはヴァイオリンの主席奏者でもあります。感服したような顔で
の握手は本物かなどと要らぬ事を思ってしまうのは、いわゆる◯◯の
勘ぐりというやつですかね。
火の鳥はダイナミックな音楽という知識しかないのですが、本物の音
を聴くと拙宅のオーディオ装置の貧弱さを感じます。
CD規格の16bitではもともと無理なのかも知れないが、もっといい装
置が欲しくなりました。
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