不破の関を検査する
不破の関とは現在の関ケ原町に所在していた古代の関所です。この関
は越前の国境にあったとされる愛発の関、伊勢鈴鹿の関とともに三関
と呼ばれて、壬申の乱の頃には重要なものだったらしい。
これはCGによる想像図だが発掘調査による敷地面積は12haに及ぶ広
大なものだったといいます。1300年ほど前にこれらの関はできた
のであるが、約75年後に突然廃止されている。したがって当時の資
料などはほとんど残っていない。
発掘調査の資料が展示してある資料館です。興味のある人は少ないら
しくてこの時間に訪れた人は私一人でした。
当時の人々の有様を想像させる資料が無いか実に興味のあるところだ
が、残念ながら発掘されたものが少なくて思い巡らすとまではいかな
い状況です。関が廃止された後も江戸時代の頃まで形式的に通行料を
とっていたようでその頃の遺物はあります。
松尾芭蕉がこの地を訪れたようで句碑がありました。
近くの南宮大社の大鳥居です。南宮大社って名前は聞いたことはあっ
ても福井の人はあまり知らないですよね。昔不破地区の掲示板に南宮
大社のことが何度も出てきたので地区自慢の神社なんでしょうね。
初詣の準備に忙しそうでした。
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