プラハ交響楽団演奏会
ハーモニーホールで行われたコンサートですが、当ホールとしては
今年初めての演奏会らしい。ステージの前に飾られた花鉢50個分
を抽選でプレゼントするという。もちろん抽選には外れたわけだが、
来年もやるので楽しみにしてくださいということです。それとプログ
ラムの終わりに1000円分のチケット割引券が付いていました。ホ
ールからのお年玉とされているがなかなか粋なことをするね。
席はバックシートで3000円です。
プラハ交響楽団はチェコを本拠とする楽団らしい。
指揮者のピェタリ・インキネン氏。ヴァイオリニストでもあるらしい
です。1曲目はスメタナのモルダウ。わが祖国の一部だがチェコ
の楽団だからね。2曲目はチャイコフスキーのピアノ協奏曲1番。
ピアノ演奏者は中村紘子氏だったのだが体調不良のためチョ・ソ
ンジン氏に変更になった。中村紘子氏推薦となっているがそれも
そのはず昨年のショパンコンクール第一位者であって、コンクー
ル審査員でもあったことのある中村氏なら推薦も当然でしょう。N
HKで放映された「もう一つのショパンコンクール」とかいう番組に
よると彼の演奏は前評判が上々でダントツの1位だったらしい。
放映によるとコンクールで使うピアノにおいてもし烈な戦いが展
開されるという。ピアノは、スタインウェイ、ヤマハ、カワイ、ファツ
ィオリの4社のものが提供され、演奏者は好きなピアノを選ぶの
だが、第一位がどのピアノを選ぶかでピアノの売り上げに大きな
影響が及ぶといいます。調律には日本人が活躍しているらしいが
、調律の仕方によっても弾き味に差が出るらしいです。予選では
ヤマハやカワイを選ぶ演奏者が多かったが、本選ではスタインウ
ェイをほとんど選ぶことになった。チョ・ソンジン氏もスタインウェイ
でしたね。3曲目はドボルザークの新世界から。一つ一つの音が
形を作ってくっきりと出てくる。演奏に全く不安は感じません。一流
の楽団だから不安など感じるはずもないのだが、そうでもない楽団
もあるのでね。インキネン氏は9月から日本フィルハーモニー交響
楽団の首席指揮者に就任するらしいです。
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