スイス・ロマンド管弦楽団演奏会
いゃーあ全く知りませんでしたよ、管弦楽団と指揮者。
楽団はスイスジュネーブを本拠にしているらしい。そして指揮者
山田和樹は楽団の主席客員指揮者とされている。
若い指揮者だと思ったらまだ35才も越えていないです。
そして本日のバイオリン奏者黒川侑。
会場はハーモニーホールの大ホールです。
今回の席は一階の最後列から2番目です。ヴァイオリンの協奏
曲があるので出来るだけ前が良いのだが、チケットを買ったのは
四日前で、まあ仕方あるまい。チャイコフスキーを聞くために買っ
たようなものなのでね。演奏1曲目はネオゲルのパシフィック23
1。全く知らない曲で現代的な音楽に聞こえた。
2曲目はチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲。これは有名な
曲ですね。私もCDを5.6枚持っているはずです。
3曲目はリムスキーコルサコフのシェエラザード。これも聞いた
のは初めてでよく分からなかった。チャイコフスキーの協奏曲で
は第一楽章にカデンツァという奏者の技巧を見せつける独奏部
分があるのだが、黒川氏の演奏は穏やかなものでした。もう少
し派手でも良いと思うけどね。カデンツァが終わり合奏に移る部
分は甘く切ない音色が奏でられます。全く作曲者は天才だと思
う瞬間ですね。
アンコールのアルルの女では、始めにハープとフルートが美しい
旋律を聞かせてくれるのだが、このハーモニーは絶妙で本当に
素晴らしい。朗々と響くフルートの演奏もまた心を震わすもので
した。
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