大阪フェスティバルホールで第九を聴く
この時期各地で第九の演奏会が開かれると思うが、一度は本物を
聴いてみようというわけです。場所は大阪中之島で梅田に近い所
にあります。大きくて立派なホールで席数は2700もあるらしい。
演奏は指揮が岩村力。管弦楽は大阪フィルハーモニー交響楽団。
合唱は大阪フィルハーモニー合唱団です。
この人が指揮者の岩村力。指揮者には珍しく少々むさ苦しいよう
な頭と髭が特長ですね。このコンサートは服飾メーカーの提供な
ので無料です。そのためか指揮者の岩村氏がマイクを使って解
説したり、最後に合唱部分を全員で歌ったり、なかなか楽しい演
奏会でした。
なんでも2年前に立て替えられたらしい。老巧化によるものだが、
以前の音響特性は演奏家から特に評判が良く、山下達郎や、さ
だまさし、中島みゆきなどにも愛されたという。
客席には長いエスカレータで一旦上がり、ステージに近いところ
は歩いて下るというやりかたをします。
席は前から14列目のほぼ中央という良い席でした。このホール
は椅子が一列ごとにずれていて、前に座る人の頭で見難いこと
はありません。これは良いね。しかし前後は狭い。ハーモニーホ
ールの方がうんと楽です。
第4楽章の合唱が始まると演奏は最高潮で、確かに今年最後の
演奏会にはふさわしい曲かも知れない。
音響特性は特に気を使っているらしいが、私にはまだまだ残響が
長いように感じられた。大きい音の時には左右の壁の上の方から
音が降りてくる感じがあったのでね。これだけ大きいホールなので
これが限度なのかも知れないけど。
私の今年のコンサートは今回が最後になりました。年々クラッシッ
クを聴く機会が多くなっている気がするが、これも歳のせいかも知
れません。
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