天心記念五浦美術館
水戸駅から常磐線で1時間、大津港駅に着きます。美術館へは公共交
通はなく歩くかタクシーになります。この暑さなのでもちろんタクシ
ーに乗ります。2013年には福井県立美術館で「空前絶後の岡倉天
心」が開催されていてその時の印象が強く残っているので興味深い。
岡倉天心は明治の時代の中で日本の伝統美術の優れた価値を認め、美
術行政家、美術運動家として近代日本美術の発展に大きな功績を残し
たとされる。晩年北茨城五浦の地に日本美術院を移転し、横山大観、
下村観山、菱田春草、木村武山を移り住まわせます。
この美術館は天心の多方面にわたる業績を顕彰すると共に新しい日本
画を創造した五浦の地の歴史的意味を紹介している。
大観などの作品5本の掛け軸のみが撮影可能です。写真や文章など当
時の時代を写すものが多くあるのだが、こちらに来た人のみしか知る
ことが出来ないのは残念な所です。
福井藩出身の武家の子で、東京美術学校の設立に大きく貢献し、後年
に日本美術院を創設した。英語が得意だったことから同校講師のアー
ネスト・フェノロサの助手となり美術品収集を手伝ったという。経歴
を見ると実に才能豊かな人で明治の時代にこのような偉人がいたこと
を誇りに思います。
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