朝沼思考
昔、朝沼予史宏というオーディオやオーディオビジュアル評論家がいた
。HiⅤiやステレオサウンド誌などに評論記事を書いていたのだが、
2002年12月に死去している。その風貌や切れ味鋭い文章などで注
目の人だった。
ステレオサウンド社から氏の思いや考えを1冊にまとめた本「朝沼思考
」が出ている。2012年に発売されていて現在は電子版でその内容を
知ることが出来るらしい。
591ページの本で価格は14286円。マニア向けの本であって市中
にはほとんど出ていないし、あっても高価でとても買える値段ではない
。調べているとこの本が滋賀県立図書館にあるではないか。早速行って
きました。
図書館は大津市のびわこ文化公園内にあります。園内には、県立近代
美術館、埋蔵文化財センター、茶室「夕照庵」といった文化施設もあ
って素晴らしい環境です。
図書館入り口。私は氏のことをステレオサウンド誌の記事でしか知ら
なかったのだが、月刊HiⅤi、季刊ホームシアターなどに膨大な記
事を書いていたのだね。仕事で最高級の音を聴けるのは幸せなことだ
と素人考えをしていたのだが、筆が遅くて締め切りに追われるなどそ
れほど楽な事ではなかったらしい。遠いところまで来たわけだが手に
取ってじっくり読めたのは大変良かったです。
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