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2014年1月 4日 (土)

デジタルアンプのACアダプターをテストする

さてオレンジのLEDが妖しく灯る例のデジタルアンプです。

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物珍しさもあって最近はこのアンプばかり使用していたのですが、

うるさく感じるのは相変わらずです。高域とか低域に比べて中域が

出過ぎているように感じます。使用スピーカーの1000Mも中域に

勢いがあるので思い切ってレベルを下げることにします。

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-3dB。0.7倍ぐらいに下げたことになるがこれぐらいで丁度良

状態です。ボリュームのMAX近くでならしていると、突然音が

切れる現象が出ました。初めはCDの音飛びと思ったのです

どうもおかしい。

暫くすると復帰するので保護回路が働いているようだ。

デジタルICとACアダプターにはそれぞれ加熱保護回路が付いて

いるのでその辺を確認する事にしました。

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付属のアダプターは15V 1.2Aの定格となっている。

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音出し時の出力は約15Vで安定している。

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リップルを見てみると、なんじぁこれは。かなり大きい。100mVぐ

らいある。スイッチング回路に供給しているのでこの波形はあり得

るのだが。出力をMAX近くにすると、

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500mV以上の変動となった。アダプターからの供給力不足が

疑われるが、電圧の平均値は低下していない。音はうるさく感じる。

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ここでアダプターから安定化電源に切り替えてみる。

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リップルは80mVぐらい。これから見るとアダプターとの性能の差

は歴然ですね。

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ピーク時には1A以上の電流が流れているようだ。電圧降下で14

V台に低下している。これは電線が細いのでね。最大音量付近の

この状態でも音の破綻は感じられない。

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ノイズを含めても150mVぐらいで安定している。

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このテスト中にアンプの出力断は発生せず、結局アダプターの性

能テストなってしまったが、このアダプターでは限界があるようで

す。安定化電源使用時は、大音量でもうるささは感じられなかった。

それはそうだよね。3700円のアンプに付いてくるアダプターの性

能が安定化電源と同等のはずはない。このアンプを生かすには、

専用の安定化電源を使用することをお奨めします。大きい音にな

る程大きな差が出ます。

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