外は雪とも雨とも判断しかねる模様で外には出たくない。そこで自
宅オーディオルームに籠もり日中を過ごしたのです。オーディオル
ームと言うと聞こえは良いが、以前に子供が使っていた部屋にセッ
トを持ち込んだだけですが。最近積極的にCDを聴くようになった。
年末に住職から貰ったコーラルのスピーカーを何とか鳴らしたいと
思うからね。方法はいろいろあると思うが器機を換えるのもその一
つです。アンプを換えてみました。
これなんですね。古いオンキョーの製品で下のがパワーアンプ。
上のはプリアンプです。こうしてみると高級感があって随分良い音
が出るように見えるでしょう。メーターがピクピク動いて見ていても
楽しいのであるがしかし音質そのものはほとんど変わらない。
以前のものと比べて低域が余分に出ているかという程度で、差は
ほとんど無いのです。しかし音楽は格段に良い音のように思える。
つまりここなんですね。目で見たものが音として感じてしまうのです
ね。脳で音を認識しているからでしょう。
これはお払い箱になつたサンスイノアンプ。音にさして差はないが
音楽が楽しく聴けないのでは仕方がない。
そしてスピーカーコードです。オーディオマニアの中にはm/1万
円もするようなコードを使用している方も多い。やれ純度の良い音
とか明確な音とか、分かり難い表現で音が変わるとしているのだ
が大いに疑問だ。大体導体の材質で電流の流れ方が変化するは
ずもないし、変わるのは抵抗値のみだろう。コードの電磁的容量も
20kHz程度なら全く問題にならないはずだ。見た目だけで良いな
らもっと安物でも構わないと思う。安物のセットを使っているから
違いが分からないのだと言われそうだけど。
これが今までの状態。スピーカーコードは細くて見えない状態で
す。
コードを作ってみました。赤黒は今までの物。太さは0.5Sqです。
白黒は5.5Sq。約十倍の太さになったわけです。音はもちろん
聴き比べても違いが分からない。通常自宅で音楽を聴くのは1W
程度の出力であってこれでも相当大きな音が出ます。よほど能率
の低いスピーカーで10Wの出力であってもスピーカーのインピ
ーダンスが6オームの場合1.3A程度しか流れない。0.5sqの
電線であっても十分な容量があるのです。では何故換えるのか
ですか。この方が音楽を楽しめると言うことです。
現在の状況ですがコードが太くなったので心理的に安心感が出
て良い音にきこえます。一日コーラルのスピーカーをじっくり聴い
たわけですが、ジャズとの相性は良いと思います。クラシックは
何故か音が薄くきこえるのだよね。こうして聴いていると古いスピ
ーカーでも心地よい音を出してくれます。捨てるのは勿体ないです。